令和4年12月から施工を開始した工事が完成しました。
協力業者や地域の皆様のお力添えにより、無事故で竣工できた事にここでお礼申し上げます。
約1年間、工事へのご理解とご協力いただき、誠にありがとうございました。
いよいよメインでもある橋台躯体工です。
職人さんにより鉄筋の組立を行います。組立完了後は設計通りに組立られているか確認します。
設計通りに組立られていないと、後々の橋台強度にも影響が出るため大事な確認作業です。
鉄筋が空気中の二酸化炭素などによって錆びてしまわなよう、配筋確認後は露出する鉄筋が錆びないように防錆材を散布します。
鉄筋組立完了後は型枠組立作業です。これも職人さんの手によって組立られていきます。
コンクリート打設後に型枠が剝がしやすいよう型枠には剥離剤を塗布します。今回使用した剥離剤は環境に優しい品物です。
型枠組立完了後はコンクリート打設作業です。バイブレータを使用しコンクリートに振動を与え、気泡が残らないようにします。
橋台は重要構造物です。人の手により慎重に様々な確認を行いながら完成されていきます。
場所打杭のコンクリート打設時に必要な量より余分に打ったコンクリートを除去します。
コンクリート内に混ざった不純物は杭の上部に浮いて集まります。
この不純物は杭の強度を弱めてしまうため、余分にコンクリートを打って不純物の箇所を除去します。
今回は杭の設計高さでカッターにて切断し、余盛部をクレーンで引き抜いて除去しました。
引き抜いたコンクリートはブレーカーで小割りし、再資源化施設へ運搬処理しました。
鋼矢板の設置が完了したら、壁の中を重機を使用しながら掘削します。
掘り進めていくとを場所打杭が出てきました。掘削時は場所打杭に接触しないよう細心の注意を払います。
3枚目の施工写真を見ていただけるとわかりますが重機の作業スペースが狭い場所になります。
重機の転落などがないよう合図者を配置して慎重に作業を行いました。
場所打杭が完了し、次に掘削して土が崩れないように機械を使用して鋼矢板土中に連続し設置して壁を作ります。
機械は振動・騒音といった建設公害を発生させないサイレントパイラーを使用しています。
材料確認時は仕様通りの材料か確認が行いやすいよう黒板に略図を張ってます。(2枚目の施工写真)
また、夏が近づき気温が高くなってきました。熱中症対策として作業員の皆様は空調服を着用して作業をしています。
着用してみるとわかりますがとても涼しく、この時期には欠かせない必須アイテムとなっております!(4枚目・5枚目の施工写真)
工事用道路を車両が通る際に粉塵がなるべく発生しないように、散水車による散水及び塩カルを散布して粉塵対策を行っています。
散水車による散水だけでは一時的な粉塵対策にしかならないため、塩カルを散布し工事用道路に適度な湿り気を与えます。
塩カル散布時は保護具を着用し、人力にて慎重に散布を行います。(現場代理人が散布している様子です)
現場付近の住宅・施設に粉塵が飛散しないための工夫です。
作業ヤード整備工が完了し、仮設工事が終了しました。そして今回より、場所打杭の本施工に入ります。
橋台(橋の土台)の基礎となる工事です。
クレーンで吊った掘削機で地盤に穴を深さ約27mまで掘っていきます。
掘削の深さが重要になりますので、掘削の深さを測りながら慎重に掘削しています。
掘削が完了したら鉄筋かごを穴のなかに挿入し、鉄筋の高さを確認しながらコンクリートを打設します。
地中の中で実際に目に見えない作業になりますので、何度も高さを確認しながら作業を行います。
何度も確認することで、最終的に品質の良いものが作れます。
仮桟橋が出来たことにより、本施工箇所に重機が入り作業ヤードの施工に入りました。
次の工程である杭打ちの施工範囲を確保するため、重機による掘削を行いヤードを広げていきます。
CIMによる施工シュミレーションにより、しっかりとした安全が図られています。
「裏方のプライド。」
弊社キャッチャコピーでもあり、どんな小さな仕事にもプライドを持ち、確実にやり遂げる。
そんな現場の裏方の様子を公開していきます!写真撮影には、私たち自身こだわりを持ち誇り高い裏方の様子をお届けします!
仮設施工状況の施工イメージ図は、CIMの取り組みによる3Dデータになります。
3Dデータで描くことにより、一つ一つの部品を緻密・正確に再現しています。
この3Dデータをもとに現場を作り上げていきます。